やる気が出ないのは“ドーパミン疲れ”?|40代からの夏バテしない脳の整え方

ノートパソコンの置いてある机の前に座っている男性

「やる気が出ない」「集中できない」と感じることはありませんか?


仕事に気が乗らず、休日も気分が晴れない…。

そんな“なんとなく不調”の背景には、脳内のドーパミン過多による疲労が潜んでいるかもしれません。

現代人の生活は、SNSやスマホ、ニュースなど、知らず知らずのうちに脳を刺激し続けています。

特に40代以降は、自律神経のバランスが崩れやすく、季節の変わり目に敏感です。

今回は、「やる気」と関係の深い脳内物質“ドーパミン”に注目し、情報疲れから脳を整える実践的な方法をご紹介します。

目次

やる気が出ないのは“ドーパミン疲れ”かもしれない

やる気の源とされるドーパミンは、もともと「報酬」や「快楽」に反応する脳内物質です。

達成感や新しい刺激を受けたときに分泌され、私たちを前向きに動かしてくれます。

しかし、SNSや動画、ニュースといった強い刺激に日常的にさらされていると、ドーパミンが過剰に分泌され、「もっと欲しい」という欲求が止まらなくなります。

その結果、脳がオーバーヒートを起こし、逆に疲労感や無気力、集中力の低下などを引き起こすことがあるのです。

二つのスマートフォン

夏は脳が疲れやすい季節

高温多湿な気候や気圧の変化が続く夏は、自律神経が乱れやすくなり、心身のバランスが崩れがちです。

「なんとなく気分が乗らない」「体が重だるい」と感じるのは、その影響のひとつかもしれません。

さらに、夏特有の開放感から予定を詰め込みすぎることで、気づかないうちに心も体も“休めない”状態に。

リフレッシュのつもりが、かえって疲れを溜めてしまうこともあるのです。

こうした季節の変化に合わせたセルフケアが、夏を健やかに過ごす鍵になります。

浜辺に描かれたハート

刺激を減らす“引き算”の習慣を

やる気が出ないときこそ、何かを「足す」のではなく、「やめる」ことから始めてみては。

たとえば、朝起きてすぐスマホを見ない、夜は寝る30分前には画面をオフにする、情報を浴びる時間を1日1回に絞る――。

これらの小さな“引き算”が、刺激過多になっている脳をクールダウンさせてくれます。

常に何かに反応している状態から一歩引くことで、過剰に分泌されていたドーパミンが落ち着き、気持ちが整いやすくなります。

やる気が自然と戻ってくる感覚を、ぜひ実感してみてください。

五感を整えて、脳をクールダウン

自然の音を聞く、ハーブティーをゆっくり味わう、涼しい風を肌で感じる――こうした五感への穏やかな刺激は、過敏になった神経をそっと整えてくれます。

情報や予定に追われがちな日常では、静かな感覚のひとつひとつが脳と心のリセットにつながります。

たとえば、自然音のBGMは仕事中の集中力を高め、白湯やハーブティーは味覚の感度を整えてくれる存在。

さらに、アロマややわらかい間接照明で視覚と嗅覚に“余白”をつくることで、自分の内側に意識を向ける時間が生まれます。

「何もしない時間」がやる気を回復させる

予定を詰めこむ毎日から少し離れて、“あえて何もしない時間”を意識的に持ってみましょう。

たとえば、ただ空をぼーっと眺める、あてもなく散歩に出かけてみる、ノープランでコーヒーを飲む――そんな過ごし方で十分です。

何かをしなければと焦る気持ちを手放すことで、脳はようやくリラックスモードに切り替わります。

意図のない時間の中で、次第に心がゆるみ、やる気や意欲が内側から自然と湧き上がってくるのを感じられるはずです。

効率よりも“ゆとり”を大切にしてみましょう。

ドーパミンを整えるポイント

やる気が出ないと感じるとき、その原因は“情報のとりすぎ”かもしれません。

夏は気温や湿度の変化に加えて、予定の詰め込みやスマホ依存など、脳にとっては刺激の多い季節。

知らず知らずのうちに、脳が疲れ切っているのです。

そんなときは、スマホや情報の量を意識的に減らす「引き算」の工夫を取り入れてみましょう。

また、自然の音や香り、白湯やハーブティーといった五感をやさしく刺激する習慣も、脳をクールダウンさせる助けになります。

そして、何もしない時間を意識的につくることも大切。

無理にやる気を出そうとしなくても大丈夫。

ドーパミンの波を整えれば、自然と意欲は戻ってきます。

心と脳に“余白”を持たせることが、40代以降の世代にとっての本当のセルフケアかもしれません。

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