「めんどくさい」は脳の仕組みだった?心理学で理解する行動を起こすコツ

脳のイメージ

「やらなきゃいけないのに、なぜかやる気が出ない」「めんどくさくて、つい後回しにしてしまう」

こうした経験は、多くの人が日常的に感じることですが、実は 「めんどくさい」と思うのは脳の仕組みが関係している ことをご存じでしょうか?

心理学的に見ると、「めんどくさい」と感じるのは 「脳がエネルギーを節約しようとする本能」 や 「決断の負担を減らしたいという心理」 からくるもの。

この記事では、「めんどくさい」の心理学的なメカニズム を解説しながら、どうすれば「めんどくさい」を克服し、行動を起こせるのか を初心者向けに分かりやすく紹介します。

目次

「めんどくさい」と感じるのはなぜ?脳のエネルギー節約本能

まず、「めんどくさい」と感じるのは、脳のエネルギーを節約する本能が働いているから です。

私たちの脳は、生きるために最も効率的なエネルギーの使い方をするようにできています。つまり、できるだけ 「楽をしたい」「エネルギーを消費したくない」 と無意識のうちに考えてしまうのです。

✅ 新しいことを始めるにはエネルギーが必要 → 脳は「やらないほうが楽」と判断する
✅ 決断をするのは負担が大きい → 何をすべきか考えるのが「めんどくさい」と感じる原因になる
✅ 「慣れた行動」のほうが脳は楽 → だからスマホやテレビなどの習慣は続けやすい

例えば、「運動を始めよう」と思っても、脳は 「今まで運動していなかったから、始めるのにエネルギーがかかる」 と感じ、つい 「今日はやめておこう」 となってしまうのです。

割れたハート

「めんどくさい」が発動しやすい心理的な理由

「めんどくさい」と感じるのには、脳のエネルギー節約本能以外にも、心理的な要因 が影響しています。特に、以下の3つの心理が「めんどくさい」を引き起こしやすくします。

完璧主義のせいでハードルが上がる

「やるならちゃんとやらなきゃ」と考えると、行動のハードルが一気に上がります。

例えば、

「運動を始めるなら1時間やらないと意味がない」

「部屋を片付けるなら、徹底的に掃除しなきゃ」


このように考えると、「今日はそこまでやる時間がないし、また今度にしよう」 という心理が働きます。

💡 解決策:「まずは1分やる」と決める
「運動は5分でOK」「机の上だけ片付ければOK」と考えると、行動のハードルが下がります。


選択肢が多すぎると決断できない

人間の脳は、選択肢が多いと決断にエネルギーを使いすぎてしまう ため、「めんどくさい」と感じやすくなります。

例えば、

「運動しよう」→「何をやるべき?」(ランニング?筋トレ?ストレッチ?)

「ダイエットしよう」→「食事?運動?どっちがいい?」


選択肢が多すぎると 「とりあえず考えるのをやめよう」 となり、結局やらなくなってしまいます。

💡 解決策:「やることを固定する」
例えば、

「運動=とりあえずスクワット10回」

「片付け=机の上の不要なものを1つ捨てる」


こうして、選択肢を減らしておくことで、「めんどくさい」が発動しにくくなります。


ドーパミンに慣れすぎている

ドーパミンは、「快楽」や「やる気」に関係する脳内物質です。

しかし、スマホやSNS、YouTube、ゲームなど 「簡単に快楽が得られるもの」 に慣れすぎると、脳が 「もっと手軽に楽しめることを優先しよう」 とするため、少しでも努力が必要なことを「めんどくさい」と感じやすくなります。

💡 解決策:「すぐにできる小さな行動を習慣化する」

「スマホを開く前にスクワット10回」

「動画を見る前に5分だけ読書する」


こうすることで、脳の「すぐに楽なものを選ぶ習慣」をリセットすることができます。

白い箱にモテれかかるはしご

「めんどくさい」を克服する行動のコツ

ここからは、実際に 「めんどくさい」を感じたときに試せる具体的な対策を紹介します。

「5分だけやる」と決める
→ 「めんどくさい」のピークは 「やる前」 に訪れます。「5分だけやる」と決めることで、行動のハードルが下がります。

最初の一歩を簡単にする
→ 例えば「運動=スクワット10回」「片付け=机の上の紙を1枚捨てる」など、「何をすればいいか」考えなくてもいい状態にする。

やる気がなくてもできる「最小行動」を決める
→ 「本を読む気になれないなら、1ページだけ読む」など、小さくても前に進めることをする。

スマホの通知を切る・画面を見えない場所に置く
→ SNSやYouTubeの誘惑を減らすだけで、「めんどくさい」気持ちが和らぎ、行動に移しやすくなります。

異なる方向を指す矢印

まとめ|「めんどくさい」は脳の仕組みを利用して乗り越える

「めんどくさい」と感じるのは、脳のエネルギー節約本能 や 心理的な要因 によるもの。

✅ 「完璧にやろう」と思わず、「とりあえず少しやる」
✅ 選択肢を減らし、「やることを固定」する
✅ スマホや誘惑を減らし、「めんどくさい」を感じる時間を短くする

「やる気が出たらやる」のではなく、「とりあえず動いてみる」 ことで、「めんどくさい」を乗り越えられます。

まずは、「このブログを読んだ後に、スクワット1回だけやる」 ところから始めてみては?

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